サロンで日本のマガジンを読んだところ、

有名な総研のオジサンが最近の学生の卒業旅行の傾向について語っていた。

いわく、最近の大学生の60%だかは、3度以上の卒業旅行に出掛けるそうで、

一回の旅費は7万円程度で、国内旅行や東南アジアが人気なんだって。

その理由はFBやインスタの普及に拠るものが大きく、

複数のグループに属し、多くの友人が居るんだよ~って周りに見せたいからって、

なんかわかるなー。

アタシも今の時代に学生やっていたら、おそらくインスタでMAX誇示していたと思う。

どうだ楽しそうだろうって、絶対やってた。思い切り見せびらかしてた。

人間の質って基本変らない。(笑)








しかし時代は変ったね。

アタシラの頃の卒業旅行って言えば、1~2ヶ月の長旅と決まっていた。

就職前に最後とばかりに、ヨーロッパやアメリカ大陸を閑と体力と好奇心にまかせ放浪するのだ。

もちろん、行き当たりバッタリの貧乏旅行だよ。

うちの相方も10代の頃に車でアメリカ大陸を横断したって。

アホで浅はかで怖いもの知らずだけに、今から思えば冷や汗の連続であったが、

まあ若いってそういうもんだ。

誰も死なず行方不明にもならず飛行機も落ちず盗難もレイプ事件も遇わなかった。






ハワイにも何回か1ヶ月以上滞在したが、高級ホテルなんか泊まれないから、

安コンドを友人でシェアして自炊に励む。当時はプレートランチも喜んで食べた。

ネットも携帯電話も登場しておらず、新聞広告から宿を探すのだ。

拙い英語で一軒一軒交渉し、非常に原始的な方法であったが、今となっては懐かしい。






多くの作家先生が書かれているが、旅の仕方もライフスタイルも年代によって変化する。

駅舎のベンチで寝ていた若い旅人は、やがて仕事に就き邸宅と高級車を所有し、

ファミリーの為のバカンスに出掛け、或いは夏と冬用の別荘を持つ。

そして子供達が独立し時間と経済に余裕が出ると、落ち着いた大人旅にシフトし、

優雅なファーストクラスや5☆リゾートを楽しむようになる。

更には世界一周の船旅なんかに出て、静かに人生を振り返る。





オレは一生貧乏旅行で通すぜって言う変わり者も居るだろうが、奇異にさえ映る。

余裕あるイイ大人が、わざわざバックパッカーする事もなかろう。

ワタシも若い頃の節約旅行はプレシャスな思い出であるが、

今更逆戻りする気は皆無で、

Fクラス+スイートじゃないとシンドイお年頃になりました。ハイ。





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旅は後戻り出来ない。

っつーことで、若者よ、行けるうちに行っておいた方がよろし~ですよ。

そのうち行けるようになっても行きたくなくなるから。

そうそう、日本の仕事人のお父さん達がよく言うでしょ。

定年退職したら夫婦で世界一周するって。

それって「まじカンベンしてよー」って、逃げる奥さん多いそうな。

そりゃそーだよ。

若い頃から全く一緒に旅して来なかった二人には、いきなりハードル高過ぎるって。

思い切り旅三昧のうちらでさえも、老後は近場の温泉旅行で十分だと思ってる。

旅も人生も、まだまだ続くよ~。


Life is a journey, not a destination

終着点はありません。



Have a nice trip!

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なんかね~ウン十年日本を離れてると、ず~っと旅してる感じがする。

浮遊感って言うのかな。

やだ、まるでアレな人みたい。(笑)

でもね、数十年海外に住んだ日本人がトシとって帰国したがるのは、

終着駅を求めているからではなかろうか。

帰る場所があるから、旅は楽しいのだよ~。

どんな旅もいつか終わります。


Good Luck & aloha!
        

☆PS>実は旅を全くしない人生もアリかなと思う。お金貯まって仕方ないじゃんっ。